明月院(鎌倉)
明月院(めいげついん)は
鎌倉市山ノ内にある
臨済宗建長寺派の寺院。
寺伝によれば、1160年
(永暦元年)首藤経俊が
開創した明月庵が起源
と伝えられる。
経俊は平治の乱で
戦死した父・俊通の菩提
のため建立したという。
一方、1269年(文永5年)
8代執権・北条時宗が
蘭渓道隆を開山に迎えて
禅興寺を創建。
1380年(康暦2年)関東
官領・上杉憲方が足利氏満
の命により禅興寺を中興。
寺院を拡大し塔頭も建て
明月庵は明月院と改称。
禅興寺子院の首位となる。
明治の神仏分離により
禅興寺は廃寺、明月院
だけが残ったという。
方丈には本尊・聖観音
菩薩を安置する。手前に
枯山水庭園。方丈左手に
開山堂がある。
2千本を越えるアジサイが
植えられ、通称「あじさい寺」
で知られる。
所在地 |
鎌倉市山ノ内189 |
山号 |
福源山 |
宗派 |
臨済宗建長寺派 |
本尊 |
聖観音菩薩 |
備考 |
鎌倉観音霊場第30番 |
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