円福寺(奈良)
円福寺(えんぷくじ)は
奈良県生駒市にある
真言律宗の寺院である。
竹林寺の近くにあり
生駒谷を見下ろす山腹に建つ。
参考→竹林寺
寺伝では天平勝宝年間
(750年頃)に行基によって
創建されたと伝える。
何度かの火災に遭い
本堂も南北朝時代の再建という。。
本堂は入母屋造本瓦葺き、
正面すべて蔀戸(しとみど)で
どことなく優雅である。
本堂には本尊の
阿弥陀如来が安置されている。
本堂前には、高さ240cmの
宝篋印塔(ほうきょういんとう)
が2基が立っている。
北側の塔には金剛界四仏を
表す梵字が刻まれている。
宝篋印塔は
宝篋印陀羅尼という経を
納めた塔に由来するが
日本では供養塔的色彩が強い。
中世に盛んに造られたが
円福寺の宝篋印塔は
国の重要文化財となっている。
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本堂 |
所在地 |
奈良県生駒市有里町390 |
山号 |
龍華山 |
宗派 |
真言律宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
開基 |
(伝)・行基 |
備考 |
宝篋印塔(国の重要文化財) |
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