春岳院(奈良)
春岳院(しゅんがくいん)は
奈良県にある高野山真言宗の寺院。
郡山城下町の面影の残る
大和郡山市の市街地にあり
近鉄橿原線「近鉄郡山」駅
から歩いて7,8分の所にある。
豊臣秀吉の弟である
大納言・秀長(ひでなが)の
菩提寺として知られる。
創建は定かではないが
春岳院という寺名は、秀長の法名
「大光院殿前亜相春岳紹栄大居士」
に因んで付けられたと云われる。
もとは東光院と号していたが
秀長の菩提寺である大光院が
豊臣家滅亡後京都に移築され
菩提寺を引き継ぎ改称したという。
現在の本堂は江戸時代
1711年(正徳元年)の再建である。
堂内には、足利尊氏が
念持仏にしていたと伝わる
千手観音像が安置されている。
秀長は箱本(はこもと)
という廻番制の町政を敷いたが
当番の町の御朱印を収めた箱や
古文書・資料も伝わっている。
2011年、NHK大河ドラマ
「江~姫たちの戦国~」で
豊臣秀長ゆかり寺としても
紹介されている。
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本堂 |
所在地 |
奈良県大和郡山市新中町2 |
山号 |
如意山 |
宗派 |
高野山真言宗 |
備考 |
豊臣秀長の菩提寺 |
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