慈眼寺(奈良)
慈眼寺(じげんじ)は
奈良市北小路町にある
西山浄土宗の寺院である。
慈眼寺は全国各地にあるが
当寺院は近鉄・奈良駅から
歩いて5、6分の所にある。
山門に大きく「やくよけ
観世音」とあるように
厄除発祥の寺として知られる。
創建は定かではないが
聖武天皇の守り仏を安置した
ことがはじまりと伝える。
奈良時代、疫病が流行り
聖武天皇が聖観音を刻み
祈願すると疫病が衰退したという。
1560年(永禄3年)に
長順上人が本堂を再建し
中興したとされる。
本尊の聖観世音菩薩は
秘仏であるが毎年2・3月
初午日には特別開扉され
厄除大法要が行われる。
本堂の裏手の柿の木は
推定樹齢が約300年と云われ
高さ約12mの珍しい巨樹で
市の天然記念物に指定されている。
毎年11月13日には
この柿の木に因んで
「十夜柿供養祭」が行われる。
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本堂 |
所在地 |
奈良県奈良市北小路町7 |
山号 |
大悲山 |
宗派 |
西山浄土宗 |
本尊 |
聖観世音菩薩 |
備考 |
天然記念物の柿の木 |
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