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空海寺(奈良)


空海寺 山門


 空海寺(くうかいじ)は
奈良市雑司町にある
華厳宗の寺院である。

 世界遺産の正倉院の北
100mのところにある。
 
 空海が草庵を営み
空海作の「阿那地蔵尊」を
本尊として石窟に安置した
のに始まるとされる。

 本尊の地蔵菩薩石像は
俗に「穴地蔵」と呼ばれる。
秘仏で60年に1度の公開。

 本堂前の地蔵十王石仏は
もとは矢田寺にあった矢田
地蔵である。明治時代に
空海寺に移座としたという。

 空海は奈良仏教とも関係
深く若い時は大安寺で学ぶ。
   
 唐から帰国後は東大寺
の第14代別当に就任し
4年間務めている。

 その関係から東大寺
歴代別当や奈良にゆかり
の文化人の墓地がある。

 また、山門前には
平城宮跡復元に尽力した
棚田嘉十郎の墓が建つ。

 空海の法灯を今に繋ぐ
文字通り空海ゆかりの寺である。

空海寺 本堂


所在地 奈良県奈良市雑司町167
山号 五竹山
宗派 華厳宗
本尊 地蔵菩薩
開基 空海
備考 空海ゆかりの寺



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