観音寺(京都)
観音寺(かんのんじ)は
京都府京田辺市にある
真言宗智山派の寺院である。
寺伝によれば、天武天皇
の勅願により義淵僧正が
創建したと伝えられる。
その後、天平年間に
聖武天皇の勅願により
良弁僧正が伽藍を整え
中興したとされる。
本堂の厨子には本尊の
十一面観音立像を安置する。
像高173cm等身大の一木式
木心乾漆造、金箔仕上げで
国宝である。厨子を開けて
もらい身近に拝観。
奈良・聖林寺の国宝・
十一面観音に似るが全体的に
穏やかで優しい顔立ちである。
聖林寺、法華寺、室生寺
など全国に7体しかない国宝
十一面観音の一つである。
初代住職の実忠は東大寺
二月堂のお水取りの創始者。
鐘楼の手前に、「二月堂竹送り
復活の地」の石碑がある。
お水取りに使う松明の竹を
送る「竹送り」を1978年に
約40年ぶりに復活させたという。
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(石碑) |
所在地 |
京都府京田辺市普賢寺下大門13 |
山号 |
息長山 |
宗派 |
真言宗智山派 |
本尊 |
十一面観音立像 |
開基 |
(伝)義淵 |
中興 |
良弁 |
備考 |
東大寺二月堂お水取りの竹送り |
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