神童寺(京都)
神童寺(じんどうじ)は
京都府木津川市にある
真言宗智山派の寺院である。
創建は定かでないが
「神童寺縁起」では
聖徳太子が開創と伝える。
その後、役行者が
二人の神童の助力を得て
本尊・蔵王権現像を
刻んだとされる。
大和の吉野山に対し
北吉野山と号したという。
本堂は本瓦葺、寄棟造
室町時代前期、1406年
(応永13年)の再建。
本尊・蔵王権現像を安置
し蔵王堂とも呼ばれる。
平安中期の重文・木造
仏を6体有しており仏教
美術の宝庫として知られる。
日光菩薩・月光菩薩像、
定朝様の半丈六、像高
137cmの阿弥陀如来像。
天に向かい矢を射る
キユーピッド型の
天弓愛染・愛染明王像。
肉身部が白い彩色の
白不動明王像、毘沙門
天立像を安置する。
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(蔵王堂) |
所在地 |
京都府木津川市山城町神童子 |
山号 |
北吉野山 |
宗派 |
真言宗智山派 |
本尊 |
蔵王権現像 |
開基 |
(伝)聖徳太子 |
備考 |
山城町の山岳寺院 |
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