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笠置寺(京都)


笠置寺 弥勒磨崖仏(本尊)


 笠置寺(かさぎでら)は
京都府相楽郡にある
真言宗智山派の寺院である。

 京都府の南東部に位置し
木津川左岸の笠置山にある。
笠置山は全山が花崗岩で
古来から巨岩信仰の対象。

 創建は定かでないが
682年(白鳳11年)大友
皇子、或いは、天武天皇
の創建と伝わる。

 また、「笠置」にいて
次のような伝承がある。

 大友皇子が狩りの時
断崖で立ち往生。山の神に
祈り無事に助かる。

 次に来るとき、弥勒仏を
岩に刻む目印に自分の笠を
置いたことに由来という。

 本尊は高さ15mの岩に
彫られた巨大な弥勒磨崖仏。
元弘の乱の戦火により
今は光背のみを残す。

 磨崖仏前に本尊・磨崖仏
の礼堂として正月堂がある。
大野寺の弥勒磨崖仏は
この磨崖仏を模したされる。

 笠置山の自然そのものが
笠置寺の伽藍であり、山岳
修験道場でもある。

笠置寺 正月堂


所在地 京都府相楽郡笠置町笠置山29
山号 鹿鷺山
宗派 真言宗智山派
本尊 弥勒磨崖
創建年 (伝)682年(白鳳11年)
別称 笠置山寺
備考 巨岩信仰



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