称名寺(奈良)
称名寺(しょうみょうじ)は
奈良県奈良市にある
浄土宗西山派の寺院。
侘び茶の創始者・
村田珠光(じゅこう)
のゆかりの寺である。
1265年(文永2年)
常行念仏の道場として
開いたのが始まりという。
興福寺の学僧である
専英、琳英の兄弟が京都
西山三鈷寺の澄忍上人と共に
建立されたと云われる。
当初は興福寺の北にある
別院で興北寺と称したが
室町時代に現在地に移転。
本堂には光烟光仏と
称する阿弥陀如来立像が
秘仏として祀られている。
また東堂・西堂にあった
釈迦如来坐像、阿弥陀如来
坐像も安置され3体を
本尊としている。
茶室・獨盧庵(珠光庵)は
4畳半であるが、3畳と
1畳半に仕切られる珍しい
仕様となっている。
境内東には室町時代
の石地蔵を1000体集めた
千体地蔵石仏がある。
所在地 |
奈良県奈良市菖蒲池町7 |
山号 |
日輪山 |
宗派 |
浄土宗西山派 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
創建年 |
1265年(文永2年) |
別称 |
興北寺 |
備考 |
村田珠光ゆかりの寺 |
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