吉田寺(奈良)
吉田寺(きちでんじ)は
奈良県生駒郡にある
浄土宗の寺院である。
山号は清水山である。
法隆寺と万葉の歌で有名な
竜田川の中間に位置する。
天智天皇の勅願により
妹・間人(はしひと)皇女の
冥福を祈り創建したと伝わる。
また、987年(永延元年)
浄土教の先駆者の恵心僧都・
源信が開基とされる。
恵心僧都の母の臨終の際
除魔の祈願をした衣服を着せ
たら直ぐ苦しみもなく称名
念仏のなか往生したという。
この伝説から「ぽっくり寺」
とも呼ばれ親しまれている。
年配の参拝者が多いという。
本尊の阿弥陀如来座像は
恵心僧都が栗の大木から
造ったと云われる。
像高一丈六尺(約5m)あり
奈良県最大で「大和のおお
ぼとけ」と呼ばれている。
境内の多宝塔は1652年
(承応元年)建立。秘仏の
大日如来像を安置。近くに
間人皇女の古墳がある。
所在地 |
奈良県生駒郡斑鳩町小吉田1-1-23 |
山号 |
清水山 |
宗派 |
浄土宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
創建年 |
(伝)987年(永延元年) |
開基 |
(伝)恵心僧都(源信) |
備考 |
ぽっくり寺 |
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