法輪寺(奈良)
法輪寺(ほうりんじ)は
奈良県生駒郡にある
聖徳宗の寺院の寺院である。
聖徳太子が開いた3つの
井戸があった地で三井寺
(みいでら)とも呼ばれる。
創建は諸説あるが
聖徳太子の子・山背大兄王が
太子の病気平癒のため
建立したと伝えられる。
中宮寺から北へ行くと
表門越しに、総高24m、
飛鳥様式の三重塔が見える。
国宝であったが
1944年、落雷により焼失。
1975年、作家の幸田文など
の尽力もあり再建される。
講堂は仏像の宝庫。
本尊で、もと金堂にあった
薬師如来坐像を安置する。
薬壷を持たない古い形式で
現存する飛鳥時代の木彫如来像
では唯一最大と云われる。
十一面観音菩薩立像は
講堂の本尊で平安時代の作。
像高4m近く中央に安置する。
他に飛鳥時代の虚空蔵
菩薩立像、平安時代の弥勒
菩薩立像、地蔵菩薩立像など
が安置されている。
所在地 |
奈良県生駒郡斑鳩町三井1570 |
山号 |
妙見山 |
宗派 |
聖徳宗 |
本尊 |
薬師如来 |
創建年 |
(伝)622年(推古天皇30年) |
開基 |
(伝)山背大兄王 |
別称 |
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備考 |
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