中宮寺(奈良)
中宮寺(ちゅうぐうじ)は
奈良県生駒郡にある
聖徳宗の寺院である。
斑鳩町の法隆寺に隣接する
聖徳太子ゆかりの寺院。
聖徳太子が母・穴穂部間人
皇后の供養のため宮殿を
寺としたと伝えられる。
飛鳥時代には、葦垣宮、
岡本宮、鵤宮の3つの宮の中に
あり中宮寺と呼ばれたという。
本堂は本尊の木造菩薩
半跏像(国宝)を安置する。
寺伝では如意輪観音だが
一般には弥勒菩薩とされる。
京都の広隆寺の弥勒菩薩像と
並び人気が高い半跏思惟像。
右足を左膝に軽く載せ
右手を頬に添える独特の姿。
飛鳥彫刻の最高傑作とされる。
エジプトのスフィンクス、
ダ・ヴインチのモナリザ
と共に世界三微笑像ともいう。
天寿国曼荼羅繍帳(国宝)は
日本最古の刺繍遺品、本堂で
その複製が見られる。
太子の妃・橘大郎女が
太子が往生した天寿国を
刺繍で描かせたものという。
所在地 |
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺
北1-1-2 |
山号 |
法興山 |
宗派 |
聖徳宗 |
本尊 |
菩薩半跏像 |
開基 |
(伝)聖徳太子 |
備考 |
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