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喜光寺(奈良)


喜光寺 南大門


 喜光寺(きこうじ)は
奈良市菅原町にある
法相宗の寺院である。

 奈良の都のほぼ中央の
平城京右京三条三坊に位置し
薬師寺の別格本山である。

 創建については諸説あるが
721年(養老5年)行基が
創建したとも伝えられる。

 菅原寺と呼ばれていたが
聖武天皇が参詣した際
本尊より不思議な光明が放たれ
天皇が喜ばれ喜光寺に改称。

 本堂は行基が東大寺造営
に当たり参考にしたという。
大仏殿の10分の1で「試みの
大仏殿」として知られる。
 
 南大門は平城遷都1300年
にあたる2010年(平成22年)
に復興、まだ、真新しい。

 本尊の阿弥陀如来坐像は
平安時代の丈六の木彫寄木造。
両脇侍に観音菩薩坐像、
勢至菩薩坐像を安置する。

 行基は82歳の生涯を
当寺院で閉じたと云われる。
行基ゆかりの寺である。

 境内には石仏群がある。
また、約30種、200鉢の
蓮の花が境内に彩りを添える。
 

喜光寺 本堂  


所在地 奈良県奈良市菅原町508
山号 清涼山
宗派 法相宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 (伝)721年(養老5年)
開基 行基
備考 薬師寺の別格本山



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