TOP
最乗寺(神奈川)


最乗寺 結界門


 最乗寺(さいじょうじ)は
神奈川県南足柄市にある
曹洞宗の寺院である。

 福井の永平寺、鶴見の
総持寺に次ぐ格式という。

 総持寺2世・峨山韶碩
禅師の峨山五哲の1人・
通幻寂霊の門下の了庵慧明
により開山される。

 通幻門下は公共事業で
知られるが了庵慧明の弟子・
妙覚道了も土木工事を実施。

 妙覚道了は師の没後
寺門守護を誓い天狗となった
と伝えられ最乗寺の守護神・
道了尊として親しまる。

 御供橋・圓通橋の先にある
結界門からは妙覚道了の浄域
とされ門の両脇に鼻高天狗と
烏天狗が立つ。

 御真殿は本尊・妙覚道了、
脇侍大天狗・小天狗を祀る。

 その脇には天狗の履き物
とされる高下駄が奉納。
左右一対の役割、夫婦和合
の信仰がある。

 本堂は本尊・釈迦牟尼仏、
脇侍、文殊・普賢菩薩を祀る。
多宝塔は方形層上円形木造の
二重の塔で多宝如来を奉安。

最乗寺 高下駄  


所在地 神奈川県南足柄市大雄町1157
山号 大雄山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦牟尼仏
創建年 1394年(応永元年)
開基 了庵慧明
備考 関東三十六不動霊場第2番



TOP