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勝福寺(神奈川)


勝福寺 仁王門


 勝福寺(しょうふくじ)は
神奈川県小田原市にある
真言宗東寺派の寺院。

 市の東北部、酒匂川に近い
飯泉(いいずみ)地区にあり
別称、飯泉観音ともいわれる。

 酒匂川を渡る手前に国府津が
あり勝福寺までを「巡礼街道」
と呼ぶ。板東三十三箇所第5番で
当時の坂東札所巡礼が偲ばれる。

 鑑真和上が唐から持参した
という十一面観音像を祀る。

 鑑真は十一面観音を
孝謙天皇に献上、その後、
弓削道鏡に下賜。

 道鏡は天皇死後失脚し
観音像と共にこの地に移り、
一宇を建てたという。

 弓削氏の氏寺であったが
称光天皇から小田原城の
鬼門を鎮護する勝福寺の
勅号を賜り栄える。

 父の仇討ちで知られる
曾我兄弟は仁王門の
仁王像から力を授かった
と云われる。

 二宮金次郎のゆかりの寺。
境内の二宮金次郎像は薪を
背負い本を読む像ではなく
正座して礼拝している。

勝福寺 二宮金次郎像 


所在地 神奈川県小田原市飯泉1143
山号 飯泉山
宗派 真言宗
本尊 十一面観音
創建年 753年(天平勝宝5年
開基 弓削道鏡
別称 飯泉観音
備考 坂東三十三箇所5番



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