東慶寺(鎌倉)
東慶寺(とうけいじ)は
鎌倉市山ノ内にある
臨済宗円覚寺派の寺院。
男子禁制の縁切寺、また
駆け込み寺として知られる。
女性から離婚できない時代
この寺に駆け込めば離縁
できる女性救済の寺であった。
当初は代々尼寺。離縁と
いうより、当人同時の話し
合いによる復縁の役割も
あったとのことである。
「松ヶ丘宝蔵」で水月
観音菩薩半跏像を拝観。
「水月」は水面に映った月を
見る姿と言われる。
岩にもたれ、くつろいだ
姿勢、また、足の組み方が
投げ出したような独特の
姿が印象的である。
このくつろいだ姿は
中国では、宋から元の時代、
大流行したが、日本では
鎌倉周辺しか見られない。
また、松ヶ丘宝蔵に
安置する聖観音菩薩立像
の土紋(どもん)も中国
生まれの技法と云われる。
境内の釈迦如来座像は
格好の撮影スポットである。
|
東慶寺 釈迦如来座像 |
所在地 |
鎌倉市山ノ内1367 |
山号 |
松岡山 |
宗派 |
臨済宗円覚寺派 |
本尊 |
釈迦如来 |
創建年 |
1285年(弘安8年) |
開基 |
北条貞時、覚山尼(開山) |
正式名 |
松岡山 東慶総持禅寺 |
別称 |
縁切寺、駆け込み寺 |
備考 |
鎌倉三十三観音32番 |
|