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千葉寺(千葉)


千葉寺 山門


 千葉寺(せんようじ)は
千葉県千葉市にある
真言宗豊山派の寺院。

 創建は定かでないが
次のような伝承がある。

 行基がこの地を訪れ
池の蓮の1本の花の中で
阿弥陀如来と観音菩薩の
2尊が説法をしていた。

 それを見た行基が
観音像を刻み安置した
のが始まりと伝わる。

 その後、聖武天皇から
千葉寺の寺号が与えられ
観音堂を建立したという。

 下総一帯を支配していた
豪族千葉氏の祈願所となる。

 源頼朝は伊豆石橋山の
戦いに敗れ安房に逃れて
千葉寺の観音に祈願。以来
平家との合戦に勝ち続ける。

 頼朝は報恩として
運慶作の愛染明王像を寄進。

 豊臣秀吉の小田原攻め
で衰退。徳川の時代になり
家康から寺領百石を受け
秀忠の参詣等で寺格が高める。

 市内最古の古刹であり
坂東三十三箇所29番札所。

千葉寺 本堂


所在地 千葉県千葉市中央区千葉寺町161
山号 海上山
宗派 真言宗豊山派
本尊 十一面観音
創建年 (伝)709年和銅2年)
開基 (伝)行基
備考 坂東三十三箇所29番



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