高岩寺(東京)
高岩寺(こうがんじ)は
東京都豊島区にある
曹洞宗の寺院である。
扶岳太助が江戸神田湯島に
創建。下谷屏風坂に移転後
巣鴨に移されたという。
1945年、太平洋戦争で
全焼。現本堂は1957年再建。
おばあちゃんの原宿と
言われる巣鴨商店街の一角、
「とげぬき地蔵」で知られる。
毛利家の女中が針を誤飲
したが地蔵菩薩の御影を
飲んで針を吐き出すことが
できたいう伝承がある。
心のトゲまで抜く病気
の治癒改善にも霊験あらたか
と高齢者を中心に人気が高い。
とげぬき地蔵の本尊・
地蔵菩薩は秘仏で非公開。
境内には「洗い観音」と
いう石造の聖観音像がある。
水をかけ自分の悪い所を
洗うと治るという信仰から
参拝客が列をなしていた。
タワシで洗い摩耗が激しく
今は2代目の像、1992年、
彫刻家・八柳尚樹の作。
タワシは禁止となっている。
所在地 |
東京都豊島区巣鴨3-35-2 |
山号 |
萬頂山 |
宗派 |
曹洞宗 |
本尊 |
地蔵菩薩 |
創建年 |
1596年(慶長元年) |
開基 |
扶岳太助 |
別称 |
とげぬき地蔵 |
備考 |
関東百八地蔵108番 |
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