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長谷寺(東京)


長谷寺 観音堂


 長谷寺(ちょうこくじ)は
東京都港区にある
曹洞宗の寺院である。

 奈良、鎌倉は(はせでら)
当寺は(ちょうこくじ)。

 一帯はかって渋谷ヶ原と
呼ばれ奈良の長谷寺と同一
の木材で造られたという
観音像を祀る観音堂があった。

 その観音堂を基に徳川
家康とも馴染みのある
門庵宗関が開山したという。

 重層入母屋造りの観音堂は
高さ約10mの木造の十一面
観世音菩薩立像を安置する。

 木造としては最大級であり
都会の真ん中での巨像の
拝観は不思議な気がする。

 左手に蓮華の宝瓶、右手に
錫杖を持つ。彫刻家・仏師
大内青圃作とされる。

 通称、「麻布大観音」。
江戸三十三箇所観音霊場
の第22番札所。

 法堂は本尊・釈迦牟尼仏、
文殊・普賢菩薩を安置する。

 大本山永平寺の東京別院、
曹洞宗の専門僧堂として
修行道場ともなっている。


長谷寺 十一面観世音菩薩立像
(許可を取り撮影)


所在地 東京都港区西麻布2-21-34
山号 補陀山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦牟尼仏
創建年 1598年(慶長3年)
開山 門庵宗関
正式名 補陀山 長谷寺
別称 麻布大観音
備考 江戸三十三箇所第22番



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