宗応寺(和歌山)
宗応寺は和歌山県
新宮市千穂にある。
山号は東陽山、
曹洞宗の寺院である。
聖徳太子の開創と
伝わる。新宮でも
最古刹の寺とされる。
熊野速玉大社の
摂社・神倉神社に近く
大社の神宮寺であった
ともいわれる。
鐘楼と一体となった
鐘楼門が印象的である。
前身は崗輪寺という
寺号で、新宮城跡の丹鶴山
南麓にあったといわれる。
1600年代の初め、
築城に伴い現在地に
曹洞宗として移転
したという。
本堂裏の墓地に年号、
1606年(慶長11年)と
刻まれたものを含め6基
の石造りの五輪塔がある。
江戸初期の新宮領主
浅野忠吉の子の墓で
市指定の史跡である。
忠吉は1600年から
1619年の間、熊野地域を
治めたといわれる。
| 所在地 |
和歌山県新宮市千穂1-3-34 |
| 山号 |
東陽山 |
| 宗派 |
曹洞宗 |
| 本尊 |
釈迦牟尼 |
| 開創 |
聖徳太子 |
| 備考 |
新宮最古刹の寺 |
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