妙心寺(和歌山)
妙心寺は和歌山県
新宮市千穂にある。
神倉山の麓、神倉
神社の太鼓橋の右手
数mの所にある。
神倉神社の本地仏
である愛染明王を祀る。
現在は熊野速玉大社
の管理下にある。
御燈祭では神倉山に
上る前に参詣する潔斎
の場となっている。
寺伝によれば
1109年(天仁2年)、
鳥羽院の熊野御幸に
供奉した永信尼が住す。
また、1128年(大治
3年)、白河院の女院が
寺を建立したといわれる。
鎌倉時代には
法燈国師の母が入寺
したと伝わり代々「尼寺」
として知られる。
中世末から近世期
にかけて、多くの熊野
比丘尼らを配下にもつ
本願寺院として栄える。
明治の神仏分離により
神倉神社と分かれる。
最後の住持、貞宝尼が
還俗してからは無住。
所在地 |
和歌山県新宮市千穂1-3-2 |
宗派 |
真言宗 |
本尊 |
愛染明王 |
開山 |
(伝)永信尼 |
備考 |
神倉神社の別当寺 |
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