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福徳寺(京都)


寺号標と山門


 福徳寺は京都市
右京区にある。
山号は玉泉山。
曹洞宗の寺院である。

 弓削道鏡(ゆげのどうきょう)ゆかりの
寺で、通称「弓削寺」
とも呼ばれる。また
寺の南に弓削の地名が残る。

 711年(和銅4年)、
聖武天皇の勅願により
行基により創建された
といわれる。

 当初は、現在地の北
数百mの大谷口にあり
道鏡が七堂伽藍を創建
したともいう。

 安土・桃山時代、
明智光秀が周山城築城
の際に社寺の用材を
徴発したと伝わる。

 当寺も破却され、
以後、廃絶となる。

 江戸時代になり
永林寺(京北町塩田)
2世・居山桂宅により
中興開山したとされる。

 境内左手背後にある
「五輪塔(石塚)」は
弓削道鏡の墓ともいわれる。

 市指定天然記念物
の推定樹齢380年という
「かすみ桜」で知られる。

本堂

かすみ桜

所在地 京都市右京区京北下中町寺ノ下15
山号 玉泉山
宗派 曹洞宗
本尊 薬師如来
開基 行基
通称名 弓削寺
備考 かすみ桜



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