元興寺(奈良)
元興寺(がんごうじ)は
奈良市中院町にある
真言律宗の寺院である。
蘇我馬子が飛鳥に建立
の日本最古寺院・法興寺
が前身である。平城京
遷都で移転、元興寺になる。
東大寺、興福寺に並ぶ
大寺院、南都七大寺の1つ
として栄えたが平安時代
後期なると衰退する。
元興寺の僧・智光は
浄土教の研究者として
智光曼荼羅を残す。
智光の僧坊のうちの
一坊・極楽坊が本堂となり
智光曼荼羅を本尊とし
浄土信仰の中心となる。
極楽坊の背後の禅室は
極楽坊と共に国宝である。
極楽坊と禅室の繋がる
あたりの屋根の丸瓦は
行基葺きと呼ばれ日本
最古の古瓦と言われる。
収蔵庫には、5.5mの
木造・五重小塔(国宝)、
阿弥陀如来坐像、弘法
大師坐像などが安置する。
隣接して財団法人の
元興寺文化財研究所がある。
|
国宝・禅室(左)と極楽堂(右) |
所在地 |
奈良市中院町11 |
宗派 |
真言律宗 |
本尊 |
智光曼荼羅 |
開基 |
蘇我馬子 |
備考 |
西国薬師四十九霊場5番 |
|