喜春庵(京都)
喜春庵は京都市
西京区にある。大原野道
の南、住宅地にある。
山号は瑞光山。臨済宗
南禅寺派の寺院である。
平安時代初期、
この地は第52代・
嵯峨天皇の典侍・
小野石子邸跡とされる。
816年(弘仁7年)、
嵯峨天皇は石子邸に行幸。
漢詩の会を開いたという。
室町時代、1468年
(応仁2年)、性庵稟
禅師により創建。
南禅寺35世・
伯英徳俊禅師を開山に
迎えたといわれる。
江戸時代、宝永年間
(1704-11年)、敕諡佛性通應
禅師により中興。
本尊の十一面観音像は
欅の一木彫の像高1m余
の立像である。
貞観時代 の特徴を
持った仏像として
国の重要文化財である。
長らく秘仏とされ
ていたが、丸みのある
量感の仏像を拝観。
所在地 |
京都市西京区大原野上里南ノ町240 |
山号 |
瑞光山 |
宗派 |
臨済宗南禅寺派 |
本尊 |
十一面観音立像 |
開山 |
伯英徳俊禅師 |
備考 |
小野石子邸跡 |
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