仏隆寺(奈良)
仏隆寺(ぶつりゅうじ)は
奈良県宇陀市にある
真言宗室生寺派の寺院。
国道369号線沿いのバス停・
高井から室生古道に入いる。
197段の石段の上にある。
創建については諸説あるが
弘法大師の弟子・堅恵(けんね)
が建立したとも伝えられる。
室生寺の南の大門として
宿坊、住職の隠居寺の役割を
担っていたと云われる。
本堂には本尊の十一面
観音像が祀られている。
空海が唐の皇帝より
茶臼と茶の種子を拝受し
寺内で栽培したという。
その茶栽培が京都をはじめ
埼玉、静岡、九州へと広まり
大和茶の発祥地とされる。
境内に「大和茶発祥伝承地」
という石碑が立つ。本堂には
空海が唐から持ち帰ったと
される茶臼がある。
境内に平安時代の宝形造り
の石室や十三重石塔がある。
桜の名所としても名高く
赤、黄、白等の彼岸花でも
知られる。
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本堂 |
所在地 |
奈良県宇陀市榛原赤埴1684 |
山号 |
摩尼山 |
宗派 |
真言宗室生寺派 |
本尊 |
十一面観音 |
開基 |
(伝)堅恵 |
備考 |
大和茶の発祥地 |
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