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豊顕寺(横浜)


赤門


 豊顕寺(ぶげんじ)は横浜市
神奈川区三ツ沢西町にある。
「豊顕寺市民の森」に隣接する。

 法華宗陣門流。山号は法照山。
前身は三河国多米(ため)氏
(愛知県豊橋市)の本顕寺である。

 1515年(永正12年)、
多米元興が父・元益の追善
供養のため創建したいわれる。

 元益は北条早雲に協力し
後北条氏より御由緒家として
別格扱いされたという。

 子の元興も家老として
青木城主となり活躍したが
その後、隠居。

 本顕寺を三沢に移転し
豊顕寺と改称したといわれる。

 1590年(天正18年)、
秀吉の小田原攻めで衰退。

 江戸時代になると
徳川家の庇護のもと栄え
特に「三沢檀林(僧の
学問所)」として知られる。

 最盛期には学舎5棟、
学寮25棟、学徒300人という。

 赤門は別称「檀林の門」。
赤く塗るのは幕府の許可が
必要であり檀林の面影を
今に伝える貴重な門とされる。


本堂


所在地 神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町16-1
山号 法照山
宗派 法華宗陣門流
創建年 1515年(永正12年)
開基 多米元興
備考 三沢檀林



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