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正福寺(東京)


正福寺 地蔵堂


 正福寺(しょうふくじ)は
東京都東村山市にある
臨済宗建長寺派の寺院。

 創建は定かでないが
鎌倉中期、南宋の僧・
石渓心月を開山に迎えて
開創されたと云われる。

 開基については
鎌倉幕府執権・北条時宗
と父・時頼の説がある。

 地蔵堂は入母屋造、柿葺、
一重裳階付き、典型的な
禅宗様の仏殿である。
反った軒が特徴的である。

 都内では旧東宮御所
(迎賓館赤坂離)とともに
2件ある国宝の一つである。

 禅宗様建築の国宝は鎌倉の
円覚寺の舎利殿があるが
建立時期も外観も似ている。

 東村山は中世の鎌倉と
北関東を結ぶ鎌倉街道の
宿駅であったと云われる。

 1407年(応永14年)
建立とされ、地元では
千体地蔵堂と呼ばれている。

 山門を潜りすぐ左手に
高さ285cm、幅55cmの「貞和の
板碑(いたび)」がある。
都内最大といわれる。


正福寺 本堂


所在地 東京都東村山市野口町4-6-1
山号 金剛山
宗派 臨済宗建長寺派
本尊 千手千眼観音
開山 石渓心月
備考 地蔵堂(国宝)



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