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大野寺(奈良)


大野寺 山門


 大野寺(おおのでら)は
奈良県宇陀市にある
真言宗室生寺派の寺院。

 宇陀川沿いの景勝地、
旧室生村にある。室生寺
の入り口に位置する。

 開創は定かでないが
役行者(役小角)と伝わる。

 弘法大師・空海が
室生寺の西の大門として
堂を建立。慈尊院弥勒寺
と名付けたとも云われる。

 本堂に安置する本尊の
弥勒菩薩立像は秘仏であり
残念ながら拝観できない。

 本堂の地蔵菩薩立像は
無実の女性を火あぶり
の刑から救ったという
身代わり焼け地蔵である。

 宇陀川対岸の岩壁には
弥勒磨崖仏が彫られている。
光背13.8m、像高11.5mの
弥勒仏立像である。

 本堂の前の遙拝所から
拝観。線刻がやや薄い。
河川に降りればその
迫力は増すという。

 枝垂れ桜の名所でも
あり、花の時期には多くの
観光客で訪れる。


大野寺 弥勒大磨崖仏(遙拝所から)


所在地 奈良県宇陀市室生大野1680
山号 楊柳山
宗派 真言宗室生寺派
本尊 弥勒菩薩
開基 (伝)役行者
備考 弥勒磨崖仏



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