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丈六寺(徳島)


丈六寺 三門


 丈六寺(じょうろくじ)は
徳島県徳島市にある
曹洞宗の寺院である。

 寺号は観音堂に安置する
従来の本尊・丈六(一丈六尺)の
観音像に由来し、文化財が多く
「阿波の法隆寺」とも呼ばれる。

 現在の本尊は本堂に
安置する釈迦如来像である。

 創建は定かでないが、
寺伝では、650年(白雉元年)
関東地方からの尼僧による
草庵が起源と伝えられる。

 室町中期、守護大名・
細川成之が金岡用兼を招き
中興開山、伽藍整備し
曹洞宗に改宗したという。

 江戸期になり、徳島藩・
蜂須賀家の歴代藩主により
庇護されたと云われる。

 三門は和様・禅宗様折衷
の二重門である。徳島県下
最古の建造物とされる。

 本堂は入母屋造、本瓦葺き。
蜂須賀家政が娘の供養の
ために方丈を再建、寄進。 

 戦国時代、土佐の戦国大名・
長宗我部元親の計略で殺害
された道善主従と家臣の血痕
がある天井板で知られる。


丈六寺 本堂


所在地 徳島県徳島市丈六町丈領32
山号 瑞麟山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来(本堂)、観音像(観音堂)
創建年 (伝)650年(白雉元年)
備考 阿波の法隆寺



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