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西山興隆寺(愛媛)


西山興隆寺 山門


 西山興隆寺
(にしやまこうりゅうじ)は
愛媛県西条市にある
真言宗醍醐派の別格本山である。

 寺号は「興隆寺」であるが
紅葉の名所である「西山」を
付して「西山興隆寺」と呼ばれる。

 寺伝によれば、642年
(皇極天皇元年)に空鉢上人
により創建されたと云われる。

 その後、空海(弘法大師)が
入山し、桓武天皇の時代に
勅願寺になった東予随一
の名刹とされる。

 源頼朝、歴代の松山藩主
など地元の有力者の保護を
受け繁栄したという。

 御由流宜橋(みゆるぎばし)は
橋板の裏側に経文が書かれ
無明から光明への架け橋とされる。

 空海が若い頃、橋の袂で
「み仏の法のみ山の法の水
流れも清く みゆるぎの橋」
と詠ったと云われる。

 本堂は正面5間、側面6間
の単層銅板葺である。
本尊は千手千眼観世音菩薩。

 四国別格二十霊場第10番
札所、四国三十六不動尊
第8番札所、四国七福神。


西山興隆寺 本堂


所在地 愛媛県西条市丹原町古田1657
山号 仏法山
宗派 真言宗醍醐派
寺格 別格本山
本尊 千手千眼観世音菩薩
創建年 (伝)642年(皇極天皇元年)
開基 (伝)空鉢上人
備考 四国別格二十霊場10番



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