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金剛證寺(三重)


金剛證寺 本堂


 金剛證寺
(こんごうしょうじ)は
三重県伊勢市にある
臨済宗南禅寺派の寺院である。

 朝熊山(あさまやま)
南峰東腹にある。伊勢神宮
の鬼門を守る寺として神宮
の奥之院ともいわれる。

 「伊勢へ参らば朝熊を
駆けよ、朝熊駆けねば片参り」
とされ伊勢・志摩最大の寺
として栄える。

 6世紀、暁台上人より開創。
825年(天長2年)空海
(弘法大師)が真言密教の
根本道場としたと云われる。

 1609年(慶長14年)
本堂は姫路の城主・池田
輝政公により再建。

 本尊の虚空蔵菩薩は
三大虚空蔵菩薩の一つという。
秘仏で20年に1度の神宮式年
遷宮の翌年に開帳される。

 極楽門を潜ると奥の院へ
の参道が続く。参道には
仏地禅師の五輪塔、慶光院
清順などの供養塔がある。

 両脇に卒塔婆が林立する。
「岳参り(たけまいり)」
といわれ、死者の供養のために
立てられたものである。


金剛證寺 極楽門


所在地 三重県伊勢市朝熊町岳548
山号 勝峰山
宗派 臨済宗南禅寺派
本尊 虚空蔵菩薩
開基 暁台上人
備考 伊勢神宮の奥之院



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