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本成寺(新潟)


本成寺 三門(赤門)


 本成寺(ほんじょうじ)は
新潟県三条市にある
法華宗陣門流の総本山である。

 1297年(永仁5年)
日印聖人が開創した青蓮華寺
に始まると云われる。

 1314年(正和3年)鎌倉の
日朗聖人(六老僧)を初祖、
日印聖人を開山として
「長久山 本成寺」と改称。

 日印聖人は日朗聖人の高弟、
日蓮聖人の法孫に当たる。

 6,000坪程の境内に本堂、
客殿・鐘楼・宝塔・千仏堂・
番神堂・山門等の七堂伽藍が並ぶ。

 毎年2月3日の「節分鬼踊り」
で知られる。室町時代、本成寺
の僧兵と農民が力を合わせ盗賊を
追い払った故事に因むという。

 金物の町・三条に相応しく
鋸や斧、刃物を手にした赤・青・
黄・緑・黒の鬼が暴れるが年男・
年女が豆を投げ退散させる。

 本堂の欄間彫刻は焼失したが
「越後のミケランジェロ」とも
いわれた幕末の彫刻家・石川
雲蝶の作品が塔頭寺院に残る。

 本照院の「飛竜」、要住院
の「寝牛」、静明院の「亀」
などの傑作がある。

 

本成寺 本堂


所在地 新潟県三条市西本成寺1-1-20
山号 長久山
宗派 法華宗陣門流
寺格 総本山
本尊 三宝尊
創建年 1297年(永仁5年)
開山 日印聖人
備考 節分鬼踊り



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