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元善光寺(長野)


元善光寺 参道入口


 元善光寺(もとぜんこうじ)は
長野県飯田市にある
天台宗の寺院である。

 JR飯田線「元善光寺」駅
から徒歩5分程の所にある。
もとは坐光寺(ざこうじ)と
呼ばれ、地名「座光寺」が残る。

 602年(推古天皇10年)
この地の住人・本多(本田)
善光が一光三尊を祀ったのが
始まりと云われる。

 一光三尊は善光が難波
の堀江(現・大阪)から持ち
帰ったもので善光寺如来
として本尊にしたという。

 自宅の臼の上に置いた
ところ、臼から光が放たれ
「坐光寺」としたとされる。

 642年(皇極天皇元年)
勅命により本尊は芋井の里
(現・長野市)へ遷座。

 善光の名から善光寺と
名付けられたことから
坐光寺から元善光寺と改称。

 代わりに勅命により木彫で
同じ尊像を残したという。

 毎月15日間は帰るとの
仏勅が残り、善光寺と元善光寺
の両方にお詣りしなければ
片詣りと云われている。


元善光寺 本堂


所在地 長野県飯田市座光寺2638
山号 定額山
宗派 天台宗
本尊 善光寺如来
創建年 (伝)602年(推古天皇10年)
開基 (伝)本多(本田)善光
備考 坐光寺



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