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光前寺(長野)


光前寺 本堂


 光前寺(こうぜんじ)は
長野県駒ヶ根市にある
天台宗の別格本山である。

 中央アルプス・駒ヶ岳の
麓にある天台宗信濃五山の
一つである。境内全域約6万
7000㎡が国指定の名勝。

 武田、羽柴、徳川家などに
保護された古刹で、南信州
随一の祈願霊場である。

 860年(貞観2年)円仁
の弟子・本聖上人により
創建されたと云われる。

 境内は杉巨木の林の中に
あり、仁王門、三門、本堂、
三重塔、経蔵、弁天堂、
講堂などの伽藍が並ぶ。

 三門は県下で善光寺に次ぐ
とされ上層に十六羅漢を祀る。

 本堂は1851年(嘉永4年)
再建。本尊・不動明王
(秘仏)を安置する。

 三重塔は高さは約17m、
柿葺、1808年(文化5年)再建。
経蔵は唐破風造りの向拝付き
大般若経600巻他奉納。

 勇敢な犬「霊犬 早太郎
伝説」で知られる。
参道脇の石垣は珍しい
光ごけの自生地である。


光前寺 五重塔


所在地 長野県駒ヶ根市赤穂29
山号 宝積山
宗派 天台宗
寺格 別格本山
本尊 不動明王
創建年 860年(貞観2年)
開基 本聖上人
備考 信濃五大寺



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