大安寺(奈良)
大安寺(だいあんじ)は
奈良市大安寺にある
高野山真言宗の寺院である。
聖徳太子が建立した熊凝
精舎(くまごりしょうじゃ)が
起源であると伝わる。
平城京遷都で現在地に移り
大安寺と称したとされる。
右京の薬師寺に対し左京
の大安寺。東大寺、西大寺に
対し南大寺とも呼ばれる。
内外の名僧が居住しインド、
ベトナム、唐からも来朝。
三論宗、律・華厳など六宗を
兼学。総合大学的存在とも。
旧伽藍配置図では左右に
東塔と西塔の七重塔が建つ。
南大門、中門、金堂、
講堂、食堂が一直線に並ぶ
大安式伽藍配置といわれる。
本堂は本尊・十一面観音
立像を安置する。嘶堂には
秘仏の馬頭観音を祀る。
讃仰殿という宝物殿は
楊柳観音、不空羂索観音など
の9体の仏像を安置する。
「がん封じ」の寺として
知られ、1と6月に無病息災を
祈願して笹酒が振る舞われる。
所在地 |
奈良市大安寺2-18-1 |
宗派 |
高野山真言宗 |
本尊 |
十一面観音立像 |
開基 |
(伝)聖徳太子 |
備考 |
大和十三仏霊場第13番 |
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