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普済寺(東京)


普済寺 本堂


 普済寺(ふさいじ)は
東京都立川市にある
臨済宗建長寺派の寺院である。

 多摩一円に末寺18カ寺を
有する本山に次ぐ格式を持つ
別格地の名刹であったという。

 1353年(文和2年)立川
一帯の豪族・立川宗恒が
居宅の一部を一族の菩提寺
として建立したと云われる。

 鎌倉・建長寺から物外可什
禅師を招き開山したという。

 立川氏の庇護のもと
修行道場、学問の場として
地域の中心的役割を果たし
繁栄したとされる。

 永享年間(1430年前後)
戦乱により立川氏没落。
普濟寺も衰退する。

 永正年間(1504~21年)
日野の高幡城主・平重能の
帰依により復興。

 本堂裏手に小堂があり
六面石幢が保管されている。
石造物としては都内では
唯一の国宝である。

 幢は高さ166cm、幅42cmの
緑泥片岩の板石6枚を柱状に
組み合わせ、2面に仁王像、
四面に四天王像が刻まれている。


普済寺 六面石幢


所在地 東京都立川市柴崎町4-20-46
山号 玄武山
宗派 臨済宗建長寺派
本尊 聖観音菩薩
創建年 1353年(文和2年)
開基 立川宗恒
備考 六面石幢(国宝)



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