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橋立堂(埼玉)


橋立堂 本堂


 橋立堂(はしだてどう)は
埼玉県秩父市にある
曹洞宗の大淵寺の境外仏塔。

 「秩父三十四箇所」
観音霊場28番札所である。

 背後は武甲山で、西側の
高さ120m、幅200mの石灰岩
の直立した岩壁下に建つ。

 観音堂は三間四面で
江戸中期の建立とされる。

 県指定の天然記念物・
橋立鍾乳洞は奥の院として
修験者の修行の場で
あった云われる。

 本尊は馬頭観世音菩薩。
漆箔寄木造りの坐像である。

 馬頭観音が本尊の札所は珍しく
百観音霊場の中でも西国第29番・
松尾寺とここだけである。

 観音堂の右手に小さな
「馬堂」がある。栗毛と白馬
の彫像が祀られている。
左甚五郎作という木札がある。

 本尊の馬頭観音と共に
本堂の馬が描かれた絵馬、
境内の馬の銅像など馬ゆかり
のものが多い。

 縁日には馬を引いた参詣者で
大いに賑わったという。


橋立堂 馬堂


所在地 埼玉県秩父市上影森675
山号 石龍山
宗派 曹洞宗
本尊 馬頭観世音菩薩
備考 秩父三十四箇所28番



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