大淵寺(埼玉)
|
大淵寺 山門 |
大淵寺(だいえんじ)は
埼玉県秩父市にある
曹洞宗の寺院である。
「秩父三十四箇所」
観音霊場27番札所である。
寺伝によれば、行脚僧・
宝明がこの地で足の病となり
7年間坐臥して念誦。
そこへ、弘法大師が
来合わせ聖観世音菩薩を刻み
授けたところ病は快癒。
宝明は堂字を建立して
観音像を安置する。これが
創建の起源と云われる。
観音堂は丘陵の上にあり
月影が清らかで美しいことから
「月影堂」と呼ばれる。
月影堂は1919年(大正8年)
開通したばかりの秩父鉄道の
蒸気機関車の煤煙がもとで
本堂ともども焼失。
2年後に本堂再建。
本尊は1996年(平成8年)に再建
された月影堂に安置される。
裏手の山の観音像は高さ
16.5m、「護国観音」と呼ばれる。
1935年(昭和10年)建立。
高崎観音、大船観音と並び
関東三大観音像とされる。
|
大淵寺 月影堂 |
所在地 |
埼玉県秩父市上影森411 |
山号 |
龍河山 |
宗派 |
曹洞宗 |
本尊 |
聖観世音菩薩 |
備考 |
秩父三十四箇所27番 |
|