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久昌寺(埼玉)


久昌寺 山門


 久昌寺(きゅうしょうじ)は
埼玉県秩父市にある
曹洞宗の寺院である。

 「秩父三十四箇所」
観音霊場25番札所である。

 弁天池があり、風景の
美しい札所で知られる。

 別称「御手判(おてはん)
寺」とも呼ばれる。
赤い山門に「御手判寺」
の額がかかる。

 秩父霊場開創の性空
上人が閻魔大王にもらった
石の通行手形をここに
納めたとの伝承による。

 悪行を重ね村人から
追われ久那の岩屋に住み
ついた鬼女の伝説もある。

 鬼女は女の子を出産。
娘は母の後生が救われる
ことを願い村人の協力により
観音堂を建立したという。

 今の本尊・聖観世音菩薩は
その時のものとされる。像高
65cm、一木造りの立像である。

 三間四面、方形造りの
観音堂の先に弁天池がある。
対岸に本堂や弁天堂がある。
奥は蓮池となっている。


久昌寺 観音堂


所在地 埼玉県秩父市久那2215
山号 岩谷山
宗派 曹洞宗
本尊 聖観世音菩薩
別称 御手判寺
備考 秩父三十四箇所25番



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