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観音寺(埼玉)


観音寺 観音堂


 観音寺(かんのんじ)は
埼玉県秩父市にある
真言宗豊山派の寺院である。

 「秩父三十四箇所」
観音霊場21番札所である。

 寺地は元八幡宮の社地で
神託により観世音の霊場
となったと云われる。

 通称、矢之堂と呼ばれる。
その由来には諸説ある。

 行基が自刻の聖観音を
祀る堂を建てると悪鬼が
火を降らせ妨害。八幡神が
鏑矢を放ち打ち払った。

 また、日本武尊が東征の
際立ち寄り鏑矢を納めた、
平将門が戦勝祈願のため矢を
納めたなどの伝承もある。

 1923年(大正12年)
近隣小学校火災により全焼。
本尊の聖観世音菩薩は
奇跡的に運び出された。
 
 そのため本尊は「火除け
の観音」とも呼ばれる。
現在の観音堂は小鹿野町
の廃寺を移築したものという。

 境内にある宝篋印塔は
1764年(宝暦14年)の
銘があり歴史的に価値が
高いとされる。


観音寺 宝篋印塔


所在地 埼玉県秩父市寺尾2354
山号 要光山
宗派 真言宗豊山派
本尊 聖観世音菩薩
通称 矢之堂
備考 秩父三十四箇所21番



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