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定林寺(埼玉)


定林寺 本堂


 定林寺(じょうりんじ)は
埼玉県秩父市にある
曹洞宗の寺院である。

 「秩父三十四箇所」
観音霊場17番札所である。

 壬生良門が家臣・林太郎
定元の菩提を弔うために
創建されたとされる。

 定元は主の非道を諌めたが
家財を没収され、この地で
亡くなる。その悔いに報いる
ためと云われる。

 林家の持寺として建立、
別称「林寺」とも呼ばれる。
林家は妙見社の触役、札所
成立当初は一番とされる。

 妙見宮(秩父神社)近くに
あり妙見宮をお参りしてから
札所巡りを始めたという。
江戸後期に現在地に移転。

 本尊・十一面観世音菩薩は
像高55cmの寄木造り立像。

 本堂手前の鐘楼の梵鐘は
高さ1.38m、直径77cm。
江戸初期に火災で損傷、
1758年(宝暦8年)再鋳。

 鐘の外側を100に区切り
西国、坂東、秩父100観音の
本尊が浮き彫りにされ各札所
の御詠歌が刻まれている。


定林寺 梵鐘


所在地 埼玉県秩父市桜木町21-3
山号 実正山
宗派 曹洞宗
本尊 十一面観世音菩薩
開基 壬生良門
別称 林寺
備考 秩父三十四箇所17番



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