子嶋寺(奈良)
子嶋寺(こじまでら)は
奈良県高市郡にある
高野山真言宗の寺院である。
高取城の旧城下町の
北方に位置し子嶋寺の
山門は高取城の二の門を
移築したものとされる。
創建は諸説あるが
孝謙天皇の勅願により
報恩大徳が開創した
とも云われる。
平安時代には長谷寺、
壷阪寺に次ぐ大和の観音
霊場として栄えたという。
第2代の延鎮は坂上田村
麻呂と共に京都清水寺を
建立したとも云われる。
本堂には、本尊の大日
如来像を祀る。また、
室町時代作の大黒天は
大和七福神に一つである。
子嶋曼荼羅「紺綾地金銀
泥絵両界曼荼羅図」は京都・
神護寺の高雄曼荼羅と並ぶ
両界曼荼羅図の代表作という。
子嶋寺中興の祖・真興が
一条天皇の病気平癒祈願の功
により賜ったと云われる。
奈良博物館に寄託。
4分の1サイズの銅板を展示。
所在地 |
奈良県高市郡高取町観覚寺544 |
山号 |
子嶋山(報恩山) |
宗派 |
真言宗御室派 |
本尊 |
大日如来 |
創建年 |
(伝)752年(天平勝宝4年) |
開基 |
報恩大徳 |
備考 |
大和七福神 |
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