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法長寺(埼玉)


法長寺 本堂


 法長寺(ほうちょうじ)は
埼玉県秩父市にある
曹洞宗の寺院である。

 「秩父三十四箇所」
観音霊場7番札所である。
別称「牛伏堂(うしぶし
どう)」とも呼ばれる。

 創建は定かでないが
次のような伝承がある。

 行基が自ら刻む十一面
観世音像を背負って行脚中
急に観音像が重くなり
仕方なく置いて立ち去る。

 牧童が草刈りをしていると
一頭の牛が現れ動かない。
観音像が見つかり堂を建て
安置し牛伏堂と名付けた。

 秩父札所最大の本堂は
江戸の科学者平賀源内の
設計と云われる。

 本堂の中に観音堂があり
本尊の観世音像を安置する。
観音堂が1782年(天明2年)
焼失し珍しい造りとなる。

 堂内土間の上に四国・
志度寺の縁起の彫刻がある。
正面の上部欄間の朱塗り
の彫刻も源内の作とされる。

 源内は志度(香川)出身。
秩父で石綿を発見したという。


法長寺 牛伏堂由来の石像


所在地 埼玉県秩父市横瀬町苅米1508
山号 青苔山
宗派 曹洞宗
本尊 十一面観世音像
別称 牛伏堂
備考 秩父三十四箇所7番



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