卜雲寺(埼玉)
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卜雲寺 本堂 |
卜雲寺(ぼくうんじ)は
埼玉県秩父郡にある
曹洞宗の寺院である。
「秩父三十四箇所」
観音霊場6番札所である。
札所5番から10番までの
6か寺は横瀬町・横瀬川の
両岸に点在する。武甲山
を眺望できる高台にある。
山岳信仰との関係が深く
本尊・行基作と伝わる
聖観音菩薩は武甲山頂の
蔵王権現社に祀られていた。
その後、本尊は村人が
祈願し大蛇を退散させた
「とが池」を埋めて建てた
荻野堂に移されたという。
「卜雲寺」という珍しい
寺名は開基・嶋田与左衛門
の法号「卜運源心庵主」
に由来すると云われる。
武甲山に棲む約3mの
山姥が村人に危害を加え
行基の祈祷で降伏。
その際、差し出した
前歯1枚、奥歯2枚・寺宝
「山姥の歯」が残る。
「ねがい地蔵尊」は
子授け、大願成就など
の信仰で知られる。
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卜雲寺 願い地蔵尊 |
所在地 |
埼玉県秩父郡横瀬町横瀬1430 |
山号 |
向陽山 |
宗派 |
曹洞宗 |
本尊 |
聖観音菩薩 |
開基 |
嶋田与左衛門 |
備考 |
秩父三十四箇所6番 |
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