金昌寺(埼玉)
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金昌寺 山門 |
金昌寺(きんしょうじ)は
埼玉県秩父市にある
曹洞宗の寺院である。
「秩父三十四箇所」
観音霊場4番札所である。
羅漢、観音、地蔵、不動、
十三仏など1300余体の
石仏の寺として知られる。
創建は定かでない。
境内の六角堂に役行者像が
あり、修験道との関わりが
指摘されている。
石仏群は1783年(天明3年)
浅間山噴火による被害に伴い
住職・古仙登嶽が石仏発願を
祈願したことに始まる。
1000体発願に全国から
3800体が集まる。裏山の
土砂の流出などで減少も
今なお1300余体あるという。
観音堂回廊の右端に
座高88cmの慈母観音像が
安置されている。
慈母観音は乳房を
あらわにし赤子に乳を
飲ませる姿が有名で
子育て観音とも呼ばれる。
本尊の十一面観音像は
像高107cm、漆箔彫眼の
立像。室町期作という。
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金昌寺 慈母観音 |
所在地 |
埼玉県秩父市山田1803 |
山号 |
高谷山 |
宗派 |
曹洞宗 |
本尊 |
十一面観音像 |
備考 |
秩父三十四箇所4番 |
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