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常泉寺(埼玉)


常泉寺 本堂


 常泉寺(じょうせんじ)は
埼玉県秩父市にある
曹洞宗の寺院である。

 「秩父三十四箇所」
観音霊場3番札所である。

 観音堂は秩父神社境内の
蔵福寺の薬師堂を神仏別離
により、1870年(明治3年)
に移築したものという。

 本堂などは1520年(永正
17年)から12年かけ建立も
1847年(弘化4年)全焼。

 本堂は1858年(安政5年)
再建され薬師如来を安置。

 本尊・聖観世音立像は
97.3cmの一木造りで室町
時代の作と云われる。

 観音堂は四萬部寺(1番)を
造った秩父の名匠・藤田
徳左衛門吉久の造営という。
  参考→四萬部寺

 向拝の柱を結ぶ海老虹梁
の龍の透かし彫は「かご彫」
と呼ばれ、秩父の名彫士・
飯田和泉の代表作とされる。

 寺宝の「子持石」は
高さ30cm程の自然石であるが
赤ん坊そっくりで抱くと
子授けの御利益があるとか。


常泉寺 子持石


所在地 埼玉県秩父市山田1392
山号 岩本山
宗派 曹洞宗
本尊 聖観世音立像
備考 秩父三十四箇所3番



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