真福寺(埼玉)
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真福寺 本堂 |
真福寺(しんぷくじ)は
埼玉県秩父市にある
曹洞宗の寺院である。
高篠山(標高665m)の
中腹、約300mの地点にある。
「秩父三十四箇所」
観音霊場2番札所である。
1488年(長享2年)秩父
札所番付にはない。その後、
西国33・坂東33・秩父33
計100にするため加入。
縁起では行基が岩窟に
籠もり霊木で聖観音を
刻んだのに始まるという。
弘仁年間(810~24年)
大棚禅師が中興開山。
禅師が毎晩通う老婆を
救ったという伝承がある。
老婆がお礼にと遺した
竹の杖が寺宝となっている。
本堂は三間四面の
入母屋造り銅葺きである。
欄間の龍の彫刻は
武陽彫工・後藤立斎正道
の銘があり桃山時代の
逸品と云われる。
仁王門、羅漢堂などを
配する大寺であったが
1860年(万延元年)火災で
大半を焼失したという。
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真福寺 大棚救世観音 |
所在地 |
埼玉県秩父市山田3095 |
山号 |
大棚山 |
宗派 |
曹洞宗 |
本尊 |
聖観世音菩薩 |
中興年 |
弘仁年間(810~24年) |
中興開山 |
大棚禅師 |
備考 |
秩父三十四箇所2番 |
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