壺阪寺(奈良)
壺阪寺(つぼさかでら)は
奈良県高市郡にある
真言宗豊山派の寺院である。
正式名は南法華寺で
あるが、通称名「壺阪寺」
で広く知られる。
創建については諸説あるが
元興寺の弁基上人が愛用の
水晶の壷を庵に納め像を
刻んだのが始まりとも云われる。
仁王門を潜り石段を登ると
壮麗な三重塔が立つ。
八角円堂の本堂には本尊・
十一面千手観音菩薩を祀る。
像高2.4mの木彫りの坐像。
眼病に霊験があるとされ
目の観音として信仰が篤い。
失明回復祈願にまつわる
お里・沢市の夫婦愛の人形
浄瑠璃「壺坂霊験記」で
広く知られる。
境内にインド天竺渡来の
高さ20mの大観音石像が立ち
その下には大涅槃石像が
安置されている。
釈迦一代記・仏伝図
レリーフは高さ3m、全長50m、
重さ300tに及ぶスケールの
大きい大石造美術である。
所在地 |
奈良県高市郡高取町壺阪3 |
山号 |
壺阪山 |
宗派 |
真言宗豊山派 |
本尊 |
十一面千手観音菩薩 |
創建年 |
703年(大宝3年) |
開基 |
弁基上人 |
正式名 |
南法華寺 |
備考 |
西国三十三箇所第6番 |
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