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聖林寺(奈良)


聖林寺 山門


 聖林寺(しょうりんじ)は
奈良県桜井市にある
真言宗室生寺派の寺院。 

 市街地の南、安倍嶋山
の中腹にあり前方に三輪山、
卑弥呼の墓ともいう箸墓
などが一望できる。

 奈良時代に妙楽寺(現在
の談山神社)の別院として
藤原鎌足の長男である
定慧が創建したとされる。

 本堂には本尊の丈六の
大石仏、子安延命地蔵
菩薩像を祀る。白い顔容に
紅を差す唇が印象的。

 脇侍に掌悪童子、掌善
童子の三尊形式。安産、
子育ての信仰がある。

 本堂脇から階段を昇ると
観音堂があり十一面観音
立像が安置されている。

 木心乾漆造、像高209cm、
左手に水甁を均整の取れた
観音像である。

 アメリカの美術研究家
のフェノロサにより広く
知られるようになる。

 国宝第1号に指定され
天平彫刻の代表的名作
といわれる。


聖林寺 本堂


所在地 奈良県桜井市下692
山号 霊園山
宗派 真言宗室生寺派
本尊 子安延命地蔵菩薩
創建年 伝・712年(和銅5年)
開基 伝・定慧
備考 十一面観音立像(国宝)



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