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青岸渡寺(和歌山)


青岸渡寺 本堂


 青岸渡寺(せいがんとじ)は
和歌山県東牟婁郡にある
天台宗の寺院である。

 JR紀勢本線「紀伊勝浦」
駅から熊野交通バスで
30分程の所にある。

 山号は「那智山」
熊野三山の一つ、熊野
信仰の霊場で知られる。

 西国三十三所第1番
札所。世界遺産に登録。

 伝承では、4世紀、
インド僧・裸形上人に
より開創と伝わる。

 上人は那智の滝で修行、
如意輪観音の霊験を得て
庵を結んだという。

 本堂は単層入母屋造り
杮葺き、本尊・如意輪
観音菩薩(秘仏)を祀る。

 本堂北側に鎌倉末期
建立の宝篋印塔がある。
国の重要文化財。

 三重塔は那智の滝と
調和し撮影スポット
として人気がある。

 神仏習合の修験道場も
明治初期に青岸渡寺と
那智大社に分離される。


青岸渡寺 三重塔と那智の滝


所在地 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
那智山8
山号 那智山
宗派 天台宗
本尊 如意輪観音菩薩
創建年 (伝)4世紀
開基 (伝)裸形上人
備考 西国三十三所第1番



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